木のおもちゃのこと
おもちゃのマークについて
子どもたちが安全におもちゃで遊ぶには何を気をつければよいのでしょう
おもちゃの入っている箱に表示してあるマークも選択の基準になります。
ここでは よくおもちゃの外箱に表示してあるマークについて説明します。
CEマーク STマーク
ヨーロッパで最も厳しい規格で “Safety Toy”の略
安全性が保証された製品に 日本玩具協会が定める
つけられます 安全基準に合格した商品
につけられます
ヨーロッパから輸入したおもちゃによく見かけるマークです。
かつてヨーロッパはそれぞれの国が独自に規格を定めていました。
しかし 規格が違うためヨーロッパ間で輸入、販売となると大きな問題となっていました。
ヨーロッパ経済の活性化の為 統一しようとEUが誕生しました。
EU加盟国間で法令や規定が整理され「EU指令」と呼ばれる共通の安全規格が制定されました。
EN71
欧州連合内の共通の製品規格・安全基準が「EU指令」ですがこのEU指令が定めたことに
適合しているかいないか、という判断を対象製品ごとに示すのが「EN規格」です。
EN71はその中の「玩具についての規格」です。大きさ、形態、塗料、強度などについて厳格な規定があります。
おもちゃメーカーは“EN71に適合している”ことを宣言して自己責任のもとにCEマークを明記します。
メーカーの自己責任?
この「EU指令」に適合していることをメーカー自身が証明するCEマークですが
自己責任?って少し驚きませんか?
不正とかないの?と思いませんか?
政府の調査機関は抜き打ち検査をしますし もし不正したことが発覚すれば
メーカーは二度とおもちゃを作れなくなり廃業となるのですから
不正はまずないのです。
ヨーロッパから輸入されたおもちゃにこのマークがついていると安全といえるわけです。
一方日本のおもちゃによく見かけるのがSTマークです。
日本玩具協会が定める安全基準に基づき、第3者による検査に合格した商品にSTマークをつけます。
昭和46年(1971年)に、玩具安全基準(ST基準)が策定され、玩具安全マーク(STマーク)制度が創設されました。
14歳までのおもちゃが対象で 検査内容は先端がとがっていないか、のどを詰まらせる大きさではないか、燃えやすい材質を使っていないか、鉛や水銀など有害な物質が使っていないかなど、機械的安全性、可燃安全性、化学的安全性からなっています。
STマークの付いている玩具は、「安全面について注意深く作られたおもちゃ」と業界が推奨するものです。